PDM 稼働率分析表示器カタログ PDFファイル ( 717KB )
生産性向上の強い味方!稼働率分析表示器は、プレス機などの進行・工程内容や定積数を表示管理するための表示器です。1台のパソコンで最大30台までの稼働率計のデータ管理が出来ます。

簡単説明
2008/11/08 概  要 2008/11/22 接続方法
2008/11/22 操作方法 2009/05/02 アプリケーション
2010/10/26 無線通信 2010/06/26 生産性向上サービスのフロー

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稼働率分析表示器(PDM)は生産性向上を目的とした製品です。優れた耐振動性を備え、作業者の生産数実績をリアルタイムに表示します。

PDMに予定数を設定しておき、実績数がカウントアップされる事で進度を計算し表示します。入力信号(稼働、停止、非常停止、段取停止)から、停止中と予定完了のリレー出力を行う事ができます。パソコンと連携して作業実績をエクセルファイルに出力したり、グラフ表示をさせる事が出来ます。
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主な構成例を下図に示します。PDM単体でも動作しますが、動作状況などの記録を行う場合はパソコンに接続して下さい。


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基本機能としてカウント機能があります。カウンタ入力がONすると実績数のカウントアップを行います。

PDM稼働率分析表示器動画 (カウントアップ)

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PDMを運用するには、以下の様な接続を正しく行う必要があります。


名 称 概 要
Set machine port 設定器接続コネクタ PDMと設定器を接続するコネクタです。
PDM-T
IN1 カウンタ入力 カウンタ入力されると、実績値が加算されます。
IN2 稼動/停止入力 稼働の時にONして下さい。
停止の時にOFFして下さい。
IN3 非常停止入力 非常停止の時にONして下さい。
IN4 段取り時間入力 段取停止の時にONして下さい。
OUT1 停止中出力 PDMが停止、非常停止、段取停止の時にONします。
OUT2 予定完了出力 パラメータ設定により設定された数になるとONします。
RS-485+(1)
RS-485-(1)
RS-485通信(1) パソコンと通信を行う場合に接続します。
RS-485+(2)
RS-485-(2)
RS-485通信(2) 複数のPDMと接続する場合に使用します。
RS-485E RS-485通信(E) ターミネータを接続する場合に使用します。最後尾のPDMはRS-485-(2)とRS-485Eを短絡させて下さい。
AC100V〜AC220V 電源 AC100V 又は AC200V
F.G. アース端子 必ず専用接地して下さい。

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パソコンとの接続にはRS-232C⇔RS-485変換器( SI-35 )を使用して下さい。パソコン側にRS-232Cポートが存在しない場合はRS-232C⇔USB変換器( SRC06-USB )を使用する必要があります。



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予定数は生産を行う数であり、実績数は現時点での生産数です。
予定数、進度欄表示種別の設定を行います。
実績数はIN1にON信号が入力されると+1加算されます。

PDM稼働率分析表示器動画 (予定数と実績数の変更と、進度表示の変更)


基本画面で 稼働率設定器(PDM-T)の ENTキー を長押しするとメニュー1モードへ移行します。進度の欄が点滅を繰り返し、操作したいメニュー番号の入力の準備ができます。パラメータ設定については次のメニュー1をご参照下さい。

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番号 パラメータ 概 要
1 予定数 生産を行う予定数。
2 目標数 当該時刻に生産されているべき数。
タクトタイム設定で自動的にカウントアップを行います。
3 実績数 IN 1(カウント入力)がONされる度に実績数がカウントアップされます。
4 進度欄表示種別 進度欄に表示される種別の設定をします。
00 - 進度±      予定数に対する実績数の差
01 - 進度%      予定数に対する実績数の率
02 - 目標数      当該時刻に生産されているべき数
03 - 目標残数     目標数に対する実績数の差
04 - 目標率      目標数に対する実績数の率
05 - SPM       1分間に対する最新タクトタイムの除数
06 - 現在時刻     現在の時刻
07 - 最新タクト    1つ前と今のタクトタイム
08 - 平均タクト    就業し始めてからの平均タクトタイム
09 - 稼働時間     稼働状態であった時間
10 - 停止時間     停止状態であった時間
11 - 非常停止時間  非常停止状態であった時間
12 - 段取停止時間  段取停止状態であった時間
13 - 工程停止時間  工程停止状態であった時間
14 - 完了予定時間  生産が完了する予想時間
5 プリスケーラ 0 - 乗数プリスケーラ
IN 1端子から1回ONを受けた時にnカウントアップを行う。
例) 倍数プリスケーラで4が設定されている場合、1回の入力で実績数が4 加算されます。
1 - 除数プリスケーラ
IN 1端子からn回ONを受けた時に1カウントアップを行う。
例) 除数プリスケーラで4が設定されている場合、4回の入力で実績数が1 加算されます。
6 完了出力設定 通常は0に設定されており、実績数が予定数を超過した時にOUT2(予定完了出力)がONになります。
例) 予定数2000、完了出力設定−100の設定では、実績数が1900を超過した時に
   OUT2(予定完了出力)がONになります。
7 停止時間 就業時間内において停止状態であった時間。
0クリアすると、稼動時間・工程停止時間・非常停止時間・段取停止時間の0クリアを行います。
8 タクトタイム設定 製品1個を生産するのに必要な基準時間。
9 メッセージ機器設定 PDMVシリーズを使用する場合に設定します。

基本画面で 稼働率設定器(PDM-T)の BAKキー を長押しするとメニュー2モードへ移行します。進度の欄が点滅を繰り返し、操作したいメニュー番号の入力の準備ができます。パラメータ設定については次のメニュー2をご参照下さい。

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番号 パラメータ 概 要
1 日次記録実行設定 日次記録の設定です。
2 現在時刻設定
PDMに内蔵する時計の時刻を初期設定します。
時刻のずれの調整が可能です。
3 就業時間設定 実際に稼働を行う就業時間の設定をします。
16パラメータまで登録する事が出来ます。
第1パラメータの開始時刻がその日の開始を表し、その時刻以前は前日とカウントされます。
2009/08/30更新

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PDMは専用のアプリケーションがあります
PDM Managerの使用により、工場から離れた事務所でも現在の生産数・状態を確認する事でき、予定数等の変更が遠隔操作で可能になります。また、1日の生産結果をまとめたエクセルファイルを作成します。これにより、工場の問題点(何に時間がかかっているか等)の把握や稼働結果を書類化する事が可能になり、工場の「見える化」に大きく貢献します。

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番号 名 称 概 要
ボタン 接続確認、日次記録、集計、局番設定、環境設定を実行できます。
モニターパネル PDM稼働率分析表示器の接続状態を表示します。
時計 時刻設定はWindowsのコントロールパネルで行って下さい。
日次記録ログデータの日付時刻はPDMの内蔵時計により表示されます。
ステータスバー 状況説明や実行結果を表示します。
パネル表示部 個別監視画面や全監視画面等のパネル表示をします。
通信周期とアクセスランプ 現在の通信周期や通信状態を色により表示します。
メッセージ表示部 PDMVシリーズでは、作業指示や簡易メッセージを送信する事ができます。

※ PDM Managerは、PDM稼働率分析表示器を最大30台まで管理することが出来ます。
簡単説明
PDM Progress Viewerは、PDMが記録したログファイルを基に1日の稼働状況をグラフ表示します。
下図のグラフの様な判りやすいグラフで、何時にどれくらいの時間、どういう状態であったのかが簡単に判別でき、生産効率を下げている要因の追跡調査に非常に便利です。
グラフには数値線(予定数・実績数・目標数) と 時間線(稼動時間・停止時間・工程停止時間・非常停止時間・段取停止時間) があり、それぞれ混在表示が可能です。左横のボタン1つで表示/非表示の選択ができ、必要なグラフ線だけを表示させる事が可能です。

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番号 名 称 概 要
折れ線グラフボタン 予定・実績・目標、稼働・停止・工程停止・非常停止・段取停止の折れ線グラフ表示/非表示を選択することができます。
時間 グラフの時間推移を表します。
状態推移バー PDM稼働率分析表示器の状態推移を表します。
グラフ 数値、時間の推移を時系列のグラフで表示します。
マウスライン
( 緑の縦線 )
自動的にマウスカーソルに追従して付いて来ます。
このマウスラインの現在位置の状態がステータスバーに反映されます。
ステータスバー マウスラインの位置からログ情報を表示します。

※ PDM Progress Viewerは、印刷可能です。

PDM稼働率分析表示器動画 (アプリケーションとの連携)


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PDM稼働率分析表示器は有線(RS-485)による方式の他に、無線によるデータ通信も可能です ( オプション )



無線仕様
無線の種類 スペクトル拡散 直接拡散方式 ( DS-SS )
通信距離 見通しの良い直線距離で 約200m
屋内で 約40m
電波出力 6mW/MHz以下
使用周波数 2403.328MHz 〜 2480.128MHz
同一通信エリア内チャンネル設定数 推奨15チャンネル
( 固定チャンネル選択時 )
無線通信速度 134kbps
通信形態 1:N通信
中継機能 中継段数 8段
(親機から目的の子機間 )


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